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Lost in Translation 言葉のはざまで見失って… 語呂悪いな(苦笑)
落ち目俳優ボブが東京で、孤独な若い人妻シャーロットと交流する映画…と、書いてしまうと実も蓋も無い。日本蔑視映画だなんて噂も聞いていたので、ちょっと身構えてDVDをオン。 で、結論。蔑視とは思えませんでした。東京の夜景も京都も綺麗だし、劇中のゲームセンターにしてもクラブにしても、アメリカ人は「Cool」だと思うんじゃないかな。私はゲームしないし、クラブ行かないんで判んないけど。シャーロットが電車の中で大人が読んでるエロ漫画を覗いて顔しかめたり、日本人のLとRの発音が逆なのを茶化したシーンはあるけど、それは日本に関する事実なんだから別にいいじゃない。日本人には「L」と「R」の違いが難しいし、アメリカ人には酒を「さけ」って言うのが難しくて「サキ」って発音しちゃう。 アメリカ人の事だって、おバカ女優を散々コケにしたり(監督ソフィア・コッポラの昔の恋敵・キャメロン・ディアスへの復讐って読んだけど本当かな?)、夫が海外に居てもお構いなしに家の絨毯の相談を持ちかけるボブの奥さんの視界の狭さは、国内しか見えないアメリカ人への皮肉って考えたら、考えすぎ? ちょっと冗長な場面もあるけど、映画の独特の雰囲気に馴染めれば心地よい作品だと思う。音楽も良かったけど公式サイトで音楽だけ聴いても「そんなもん?」と思ってしまうので、あの映画の雰囲気と相成ってこそ素敵な音楽なのでしょう。ボブ役のビル・マーレー面白かったし、私は見て良かったvと満足。ところで映画の中で、しゃぶしゃぶを食べるシーンがあって、「しゃぶしゃぶ食いてー!」と悶絶しました。 わに夫は、この映画がとても気に入ったそうだ。言葉の判らない異国での「lost(途方に暮れた)」な感覚に共鳴できるからだって。私が通訳しないから疎外された気になるのだ、と、彼はぼやくのだが、うちの母のご近所ゴシップを聞いても仕方ないでしょうに。だいたい通訳も何も、私だってマトモに聞いてないよ、おかあさん。 しかし、映画に出てくる通訳者は非現実的に酷すぎ(笑)このいい加減な通訳には、ボブだけじゃなく日本人のCM監督も苛ついてたようけど、だとしたら、異言語の壁に喪失したのは、日本の側も同じく、ということで… DVDには、この監督の日本語は字幕が出ませんでした。観客もボブと一緒に「lost」しちゃうんだな。日本での公開では、このシーンのボブの言葉は字幕が出るんだろうか…
by hyperwani
| 2004-02-26 12:02
| ほろり
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