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ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンという二大御大競演。面白かったけど、コメディーとしてはちょっと長いかな?というのが、まず最初の感想。中盤やや冗長になって、逆にラストは切り詰め過ぎじゃ?という何処か居心地の悪さはあるけど、全体としては、安心してみてられるほのぼのファンタジーらしら。
なぜファンタジーかというと、主人公ダイアン・キートン(58歳だって)演じるエリカは、キアヌ・リーブス演じるハンサムな36歳のお医者様にぞっこん惚れられちゃうのだ。この映画のキアヌ君は実にチャーミングで、ファンの人には今更ナニを?言われそうだけど、なるほど人気があるわけねぇ、と納得。 ジャック・ニコルソンは30歳以下の女性としか付き合わないという悪名高きプレイボーイのハリー。一代で雑誌やヒップ・ホップ・レコードの会社を築き上げ、地位も名声もお金も若い美女にも不自由しない良いご身分。 一方、ダイアン・キートン演じるエリカも有名な劇作家で、一人娘は独立し、離婚後に習い始めたフランス語は今やペラペラ、素敵なビーチハウスを持つ、こちらも不自由ない身分。ところで、この映画ではダイアン・キートンのヌードとジャック・ニコルソンのお尻が見れます。見たいかどうかは別として… そのビーチハウスに娘とボーイフレンド・ハリーがやってくる。留守だと思ったら、実は最新作を執筆中のエリカと、その妹もビーチハウスに来ていた。「私達は大人なんだから」と、共に週末を過す協定を結んだものの、その夜ハリーが心臓発作を起こし、エリカは自分のビーチハウスで、ハリーの面倒を見ることに…ってのが粗筋。この、ハリーが担ぎ込まれた病院のドクター、ジュリアンがキアヌ君ね。 で、わがままだけど憎めないハリーと、自分にぞっこんの上、年齢不相応な落ち着きを備えたジュリアンの間で揺れる乙女心~ トシはとっても心は乙女なのねv この間は「Undrer the Tuscan Sun(トルカニーの太陽の下で)」って映画を見たんだけど、これも、この映画と同じで、魅力的な中年独身女性(主役はジェシカ・ラング)のお話でした。こそ映画も、この「恋愛適齢期」もそこそこヒットしました。対象が「中年」域に入った女性の映画が興行的に成功し、一方でおじさん狙い?っぽい「アラモ」や「マスター アンド コマンダー」なんかが苦戦するってのは、お金と時間を自由に使ってるのは誰か、を、な~んとなく覗わせますな(^^)
by hyperwani
| 2004-04-24 04:14
| おばさま
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