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敢えてDVDを待ってみたい作品があります。シャマラン監督作品は、そんな映画の筆頭。目当ては、ネタバレ後の種明かし。「シックス・センス」で、すっかり騙された私は、DVD収納の監督による「赤い色が出てくるたび、ヒントを匂わせているんだよ」という種明かしセッションに大いに感心したので、今回もそういうのを期待したのですが入ってなかった。がっかり…監督が子供の頃撮ったインディアナ・ジョーンズの真似ホームビデオ(目が行っちゃっててコワイ)はいらんから、みんなまとめて種明かし解説のコーナーが欲しかったよヽ(`Д´)ノ
インターネットの力で、この映画の一発ネタは既に知っていたにも関らず、それをどう見せるんだろ??という興味は尽きません。ここから先は激しくネタバレなので、未見の方はご注意ください。 結末を知っていただけに、最初のシーンで真新しい墓石に1897年とあるのが映った時は、いきなり引っ掛けようとしているな、と、思ったのですが、これはこの村の生きている時代設定を観客に知らせるためで、別にアーミッシュの村とかじゃないよと確認させる意味があったのかも…っつーか、現代に、この村の皆さんと変わらないような生活してるアーミッシュって只者ではないと思う。 「年長者達」と呼ばれる親世代は、親兄弟や夫を金目当てで殺害され、現代社会に嫌気がさした人達。自分達とその子供達を、自分達の造り上げた「村」という共同体では、お金もなければ、銃も無い。森の外(現代社会)から自分達を疎外し、森と、森に棲む「These we don't speak of (口にしてはならないアレ)」の存在に怯えて暮らす村は、いわばカルト集団のコミューン。提案者であり、どうやら村と村を取り巻く森の所有者であるらしき、ヒロイン、アイビー・ウォーカーの父は、この意味では教祖といっても良いかも。彼は大学でアメリカ史を教えていたと言っているので、冒頭の墓石の年代は彼の拘り? 自分達が年老いて死んだら、残された子供たちはどうするねん?とか、幾らなんでも盲目の娘を一人で薬を取りに「町」にやるのは無茶なんじゃ?とか、突っ込みどころは沢山あるのですが、トリックを楽しむ映画であり、ラブストーリーだと思って、後先を深く考えてはならない作品なのでしょう。でも、アイビーが超えていった壁の前で、梯子と共に茫然とするパークレンジャーのケビン君は壁を越えるんだろうか? この先もこの生活を続けていくのかと問うウォーカーの言葉に、決意の表情で立ち上がる年長者達の決意とは「続けていく」と「もう止める」のどちらなんだろうか?化け物の仕業の振りをして家畜の皮を剥いでいたのはノアだったんだろうか?ノアだけは、怪物なんていないって気がついていたんじゃないだろうか??って、色々気になっちゃうけど。 ところで、ケビン君の上司らしき、ステーションで新聞を読んでいる人物は、シャマラン監督なんだそうです。ここは動物保護区で飛行機が飛ぶことも許されなくて云々、って、漫画だとコマの端にいる説明役の脇役のようだ。 ところで、アイビーがルシウスのために取りに行った薬は、「感染しなければ大丈夫だ」って言ってたからペニシリンかしら?ちょっと調べたところによると、アレクサンダー・フレミングによるペニシリンの発見は1928年だそうです。この村が生きている時代にはまだ存在していなかったんだね。 #
by hyperwani
| 2005-02-01 05:38
| ほろり
お馴染アンドリュー・ロイド・ウェーバー卿のヒット・ミュージカルの映画化なのですが、これが冗談抜きに、舞台をそのまんま映像化しただけという感じ。きっとウェーバーおじさんが、簡単に本物の舞台を見にいけない私みたいな人のために作ってくれたんだわ。一昨年前のアカデミー賞受賞作「シカゴ」が、ミュージカル場面は主人公ロキシーの空想として切替えるという工夫を凝らしたのに対し、こちらは歌う、歌う。普通に喋れよ、って場面も歌いまくる。
冒頭の、オペラ座がかつての栄光の時代に呼び戻される場面は、映画ならではの趣向で、予告で見たときから鳥肌が立つほどでしたが、一方で、舞台では感嘆してしまう地下水道を小船が滑る幻想的なシーンは映画だとありきたりだし、むしろ燭台がせり上がる様子は不自然。シャンデリアの仕掛けが映画だと、臨場感に欠けるのは仕方ない。私、劇場でみたとき、あのシャンデリアぐわー!で、心臓発作起こすかと思いました。 原作はガストン・ルルーの1911年発表作品ですが、ストーリーを一言で片付けると、ひっきーなストーカー、挙動不審な乙女とその幼馴染の三角関係… って、片付けるなって? 元になったお話は、子供の頃に少年少女世界の名作てな本で読んだだけなのですが、挿絵の怪人は超怖かった。教育上よろしくない。で、この怪人挿絵が「ノートルダムのせむし男(←今なら放送禁止用語なタイトルだ)」の、カジモトと似てたので、私は未だ、この二つを混乱しがちで、ディズニーのアニメ見て、カジモトは地下の洞窟に住んどったんと違うんか?とか、真剣に悩んだりする。 フレデリック・フォーサイスによる勝手に続編「マンハッタンの怪人」は、「はぁ?」な内容なので、無かったことにしています。ウェーバーは、この続編もミュージカル化するって、もう何年も言ってるけど、実現するのかなぁ?ミュージカル版は、ウェーバーが当時の愛妻、サラ・ブライトマンの為に書いたもの。ウェーバー卿は、怪人に自分を重ねていたのかもしれません。でも離婚しちゃった今となっては、怪人救済編ともいえる続編には意欲がわかないかもね。 この映画で、私が一番物足りないのは、怪人美男過ぎ、なとこかな?セクシーで実に素敵なのだけど、それだけに「なんで、そこまで世を拗ねるかね?」と思ってしまいます。醜い部分は、顔の4分の一のマスクだけで隠れるんだしさぁ。怪人役のジェラルド・バトラーは、歌唱力は荒削りだけど、声質はオリジナル・ロンドン・キャストの怪人、マイケル・クロフォードに似ていると思う(いや、CDで聞いたことあるだけですが) 怪人役は、十年ほど前、TVで見たアンドリュー・ロイド・ウェーバーのギャラで、この役を歌ったアントニオ・バンデラスが演じてくれることを期待してたんだけど、もし彼がやったら、変に、ゾロと役が被ったかも。長年オペラ座の地下でひっきーしてた割には、馬車は御すし、剣の腕前も中々のようだし、地下にはアンソニー・ホプキンスおじさんもいたのかも~なんて思っちゃいそうです。5番のボックス席には「Z」ならぬ「P」の文字が刻んであったりしてね。 一方、クリスティーヌ役のエミー・ロッサムは、役柄のイメージそのものの可憐さと瑞々しさに加え、透明な歌声もぴったりでした。腰細~い!本当に、この役をするために現れた女優さん、という感じ。次回作は「皇妃エリザベート」をお願いしたい。 ラウル役は、大コケ「アラモ」でトラビスを演じたパトリック・ウィルソン。「アラモ」ん時から、誰かに似てると思ってたんだけど、今回やっと判った。若い時のケビン・コスナー似なのね。でも、こっちは歌って踊れる31歳。IMDbのプロフィールの写真では、でこの広さが、ちょっぴり不安だわ。白馬にまたがり、金髪なびかせたフリルひらひらブラウスの姿は、まるでロマンス小説の表紙の如く、おステキなんだけど、彼は、「ドン・ホアン」の舞台に現れた怪人とクリスティーヌの、二人だけな世界なデュエットを見つめて、ウルウル涙目になっちゃうところが宜しかったです。 でも、一番オイシイ役どころは、カルロッタだと思う。一度見たら忘れられない強烈な顔立ちのミニー・ドライバー姐さん、はまってました。仮面舞踏会で、憎らしげにクリスティーヌを「ふんっ!」ってはたいちゃうとこが好き。 映画では、怪人がオペラ座に住み着くようになった経緯や、なんで客席の上にあったシャンデリアが舞台に落ちるねん?という疑問に答えてくれますが、舞台では迫力に押されて気がつかないような、ストーリー上辻褄が合っていない所が気になってしまいます。こういう映画は、細かいトコ気にしちゃいけないのは判ってるんだけどさ~ 怪人、7歳児にハァハァして10年もストーカーしてないで、救ってくれたマダム・ジリーに惚れときゃよかったのに、とか、この立て込んだ時に墓に行くな、クリスティーヌ、とか。パパが臨終で音楽の天使を送ってくれるって言ったからってアンタ、ちょっと危ないよ。墓場のシーン、映像は大層美しいですが。 なにやら文句百曼陀羅ですが、私はこの映画好きです。好きなだけに、あと一押しが欲しかった、と、思ってしまうので、辛口になっちゃうのかも。 #
by hyperwani
| 2005-01-24 11:51
| ほろり
普段アメリカ英語を聞き慣れている者には、英国アクセントの英語というのは、関西人の私がいきなり東京弁に囲まれたような違和感があります。この映画も、冒頭のヒュー・グラントによるばりばりブリティッシュ・イングリッシュなナレーションに、いきなり居心地の悪さを覚えます。
ロンドンを舞台に、英国首相、デザイン会社の社長と社員、主婦、妻をなくしたばかりの男と義理の息子、落ちぶれたロックスター、恋人の不貞を目の当たりにしてしまったミステリー作家、新婚さんと新夫の友人… 様々な登場人物のストーリーを織り込み、空港に始まり、空港で大団円を迎えるオムニバス的な映画。クライマックスはクリスマスなので、本当はその頃に見たかったのですが、時機を逃がして、年が明けてから観る。 Love actually is all arround というテーマ通り、家族や友達間の愛も語られますが、やっぱりメインは恋愛。私的には、苦く終わった恋も、ハッピーエンドを迎えた恋も全て好感が持てたのですが、唯一の例外は、メインの一つでもある英国首相と首相官邸の給仕長(要はメイドさんだが)ナンシーです。ヒュー・グラントが、首相の役をするようなおっさんになったか、という感慨はもとより、ちょっと太目で黒髪、タイトなスカートに胸元の開いたブラウスなんて格好のナンシーは、モニカ・ルインスキー嬢を髣髴とさせるですよ。もてない君がアメリカ(の、なぜかウィスコンシン)に行って美女に囲まれたり、アメリカ大統領がスケベおやじだったり、さりげにアメリカに何か思うところがあるらしいので、これも、その一環なのか?道理で豪華スターが勢揃いにも拘らず、ここアメリカじゃ見事に無視されたのも、無理は無いか。ところで、もてない君エピソードは妄想かと思ったら、そうではなかったらしい。オチがないのがオチ? 見た人それぞれに、お気に入りカップルのエピソードがありそうですが、私が好きなのは、ジェーン・オースティン世界な作家と、ポルトガル人お手伝いさんの顛末かな。二人を繋ぐ存在である母・妻を失った義父と息子(この子役はカワイイ)が、ギクシャクしながらも打ち解けていく過程(ちゃーんとお約束に、最後にはパパと呼んでくれるのね)や、ロックスターと太っちょマネージャーには、ほろりと微笑まされました。 多くの登場人物や物語を、二時間ちょっとに収めるたのは感心しましたが、やっぱ消化不良な部分や、説明不足なところもあったような。殆どカメオですが、Mr.ビーンことローワン・アトキンソンも笑わせてくれました。 #
by hyperwani
| 2005-01-08 08:40
| ほろり
と、いうわけで、おバカに徹したコメディー。高校を卒業したばかり4人組の超バカなヨーロッパ珍道中は、20分に一度は深い意味もなく女性のヌードが出てきます。典型的な各国の描き方も、ここまでやれば笑えるし、最後には法王まで担ぎ出し、ひたすらバカに徹底。好きよv
Eメールを送った直後に、すごーく後悔することってありませんか?取消したい、でも、とっても便利なEメールは送信ボタンを押した次の瞬間には、相手の元に届いちゃってるのだ。後悔先に立たず…主人公のスコット君も、これをやっちゃたのだな。 スコットとドイツのベルリンに住むMiekeはメル友。友情を育み(と、スコットは思っていた)マイク(と、スコットは思っている)が、「君に恋したようだ。会いにアメリカに行く」と書いてきたことに、げーっ!こいつゲイだったんかよ!!(なんてったって、ドイツじゃ同性婚も認められてるしね)と、絶縁状を突きつけます。でも、実はMieke(ミカ)は、金髪美人と知って、許しを得るためお調子者の親友クーパーと共に、一路ベルリンへ。 まずは、飛行機代節約のため、書類運び屋としてロンドンへ。「俺はロンドンじゃなくてベルリンに行きたいんだ」と抗議するスコットに「ドイツは車でスグ。ヨーロッパなんて狭いもんさ」と言ってのけるクーパー。あんたって(笑)二人はおっそろしいフーリガンの溜り場のパブに入ってしまい、調子を合わせるためファンの振りをして飲みすぎ、気がついたらパリへ向かうバスの中…「パリじゃなくてベルリン!」と叫ぶスコットにクーパーは「パリなんて、ベルリンの郊外みたいなもんだね」と。ああ、クーパー(再笑) パリでヨーロッパをバックパック旅行中のクラスメート、双子のジェニーとジェイミーに合流した二人は、電車でベルリンに向かい、車内でゲイのおっさんに絡まれたりします。途中下車の小さな町はヌード・ビーチで有名と聞いて、色めきたって出掛けると、そこは男ばかりのビーチ。ケーブルTVで見たので無修正版につき、色々見れてしまいます。インターナショナル・ハウス・オブ・ソーセージです。途中いきなり女性ばかりのトップレス・ビーチが映るのも、お約束。 その夜はアムステルダムで一泊。お金やチケットを全部盗られた一行は、ヒッチハイクで架空の東欧国に入り込んでしまいます。そこじゃドルの価値がとても高く、1ドル80セントで贅沢三昧。もう笑うしかない。やっとベルリンに辿り着いたものの、ミーカはローマに旅行中という。ジェイミーが大事なライカを売って得たお金で一向はローマへ飛びます。はっきり言って、この旅で一番いい思いをしたのはオタクのジェイミー。 そして舞台はバチカンへ。スコットは無事ミーカに思いを告げることが出来るのか…て、そこは当然よね。ところで、なんか知らんが、マット・デイモンがパーティーでヘタなロックを歌う兄ちゃん役で出て「スコッティーは知らない!スコッティーは知らないんだ~!」と叫んでます。そう、スコッティー(スコットの愛称)は、この段階でメル友がゴージャス・セクシー美女とは知らんかったのだ。しかし、何がしたかったのだ、マット君よ… #
by hyperwani
| 2005-01-05 01:17
| げらげら
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